★ 賢治と帰省、天声人語より……
2020-01-05


「天声人語」の筆写を始めて9年目に入る。書き写しノートは、80冊である。読み直す事など殆どないため、廃棄しても良いのだが捨て難く、本棚を占領している。筆写時の心境は種々雑多。不愉快な内容の時は、字が荒れるし、共感を得た時は軽やかな字になる。もっとも悪筆である事には変わりないが。今日は良かった。題を付けるとすれば「宮沢賢治と帰省」とでもなろうか。
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 故郷を持たぬ身、帰省など経験したことはない。それを旅と言い換えれば筆者も書いているように「感傷」に浸れる時間かも知れない。

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