★ 漱石「こころ」に思う……
2014-05-23


 書物、映画、録音された音楽などの内容は、一般的に変化しない。つまり、常に「同じ」……はずなのだが、「違う」のである。理由は簡単で、こちら側が常に「同じ」ではないからだ。大袈裟かも知れないが、こちら側は、日々刻々変化している。であれば、感じ方も変わってくる。
「あ〜、あれね。若い頃読んだよ(観たよ、聴いたよ)」ま、これで良いと言えば良いのだが、ひょっとすると改めて接触したら、新たなものを感じるかも知れない。「何言ってるのよ、そんな事してたらキリがないじゃない。新しいものをドンドン吸収した方がイイんじゃない」 そう言われれば、そんな気にもなってくる。だが、己は確実に変化している。己の変化を知るには、再度……が、効果的かもしれない。
 朝日新聞に再掲載されている、漱石の「心」の一文である。
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 今、矢鱈と共感している己に驚いている。

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