★ 茶毒蛾の毛虫……
2014-09-13


 不思議なのだが、あるクリニックに掛かると続けて通うことが多い。例えば、被せ物が取れたと歯医者に行くと、他の歯がおかしくなり、結局口の中を一回りしたりする。最近の状況だが、「老人性疣贅で皮膚科クリニックで治療を受けている。ほぼ、完治状態であるため、さて、もう行かなくても……と思っていた矢先……
 昨日、庭の草むしりをした。この夏4度目であろうか。この辺で終わろうとシャワーを浴びて落ち着くつもりだったが、どうにも右腕が痒い。見れば、赤いぶつぶつが散らばっている。なんかの草にかぶれたのか、などと思いながら、ま、一日経てば、とムヒを塗ったが、どうにも痒い。今朝、腕を見たら治るどころか広がっている。しかも、まだ痒い。カミさんに見せたら、「鳥肌が立つ! 医者に行きなさいッ!」

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 で、クリニックに行った。医者は、疣贅の経過診察と思ったらしい。「黄金の右足、どうですか?」 なぜ黄金かは判らないが、見せながら、「もう完治では?」と聞くと、医者、触って言った。「まだ、ちょっと残ってるけど、どうする?」 こちらは、もう疣贅は、どうでも良いのである。そこで、「先生! 見てください!」 と右腕をまくった。チラッと見た途端、「結構酷いね。どうしたの?」「昨日、草むしりを……」「ところで、ツバキ、ある?」「3本あります」「毛虫だ」と写真を見せる。我が腕と全く同じ写真。塗り薬と飲み薬を出すと言う。「よ〜し、帰ってすぐ、椿に除虫剤を……」 医者曰く、「近づかない方がイイと思うけどな〜・・・・・・」
 庭の椿を見た。山茶花には、毛虫はいない。椿…… いない。侘助…… いたッ!

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 びっしりと毛虫が張り付いている。草むしりに夢中になり、このような状況には全く気付かなかった。殺虫剤を吹きかける。いや、手ぬるい。剪定バサミで枝を切り取る。う〜ん、どうするか? 新聞紙を持ってきて、切り取った枝と葉っぱを焼いた。
 チャドクガ(茶毒蛾)の毒毛針は、0.1ミリで風にも乗ると言う。
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 いくつかの思いが浮かぶ。
その一:一目見て、原因を言い当てた医者は凄い。
その二:良かれと思った行動も、常に周囲の状況に目を配らないと、己の身に災いが降りかかる。
その三:毛虫も必死で生きようとしているのだろうが、人類が生息する環境で繁殖しようとする認識は甘い。

 「子孫を残す」 これが地球上の生き物、種の絶対的使命なのだと思う。そのためには、他の種に被害が及ぼそうが関係ない。そんなこんなの中で、草むしりをしなければならない。

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